はねくじら
はねくじら
じりじり暑い昼下がり
身体から汗が吹き出る
眩しすぎる太陽を避け
僕は縁側に腰かける
人心地つき目を閉じる
そよそよ感じる風が心地いい
ちりんちりん
ちりんちりん
風鈴の音が風に乗る
涼やかに軽やかに
その音に耳を傾けながら
僕はゆっくりと目を開く
傍には夏の風物詩
赤く瑞々しいスイカが一切れ
甘くて美味しそうなその様は
早く食べてと言っているよう
僕はその声に従って
思い切りスイカにかぶりついた
霜月蒼空
懐かし声(ね)
やさしく
誰かを呼ぶ
そっとそっと
ずっとずっと
そばにいるよ
穏やかな時が
永久に
続きますよう
ABOUT ME

会社員をしながら、細々とキャリアコンサルタントとして活動しております
ゲーム大好き人間です