Poem

【詩】梅雨

はねくじら
はねくじら
はねくじら

テーマは『季節』です

はねくじら

雨がしとしと降り続き
石畳を濡らしていく

ガゼボの周囲を彩る紫陽花は
雫の化粧で艶を感じさせる

ピンクと白の隙間から
彼女の後ろ姿が見えた

蘇るのは彼女との出会い
6月のこんな雨の日だった

手にする傘の柄に力が入る
緊張で息が浅くなる

深呼吸を1つして
覚悟を決めて踏み出した

彼女にこの愛を届けるために

霜月蒼空

しとしとと
重たいソラから
滴る涙
それは誰かの嘆きか悲しみか

ーーどうしたの?何をそんなに悲しんでいるの?
終ぞ返答はこないと識りながら問掛ける

どうかアナタの悲しみが慰められますように

八仙花が咲きこぼれるのを

嗚呼、今日も、また……
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はねくじら
はねくじら
キャリアコンサルタント / 2級キャリアコンサルティング技能士
会社員をしながら、細々とキャリアコンサルタントとして活動しております
ゲーム大好き人間です
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